全てのレースが見逃せないー全日本選手権が明日 開幕

初夏の海の森で、栄冠を手にするのはどのクルーだろうか。

総勢70団体、約700名のオアズパーソンがしのぎを削る、全日本選手権がいよいよ明日開幕する。今大会は第100回の記念すべき節目の大会であり、また同時に初めて観戦が有料化したことでも話題となっている。

今大会では新たな取り組みが種々なされており、特に観客へのコンテンツとして、フードトラックが多数用意されていたり、応援団・チアによる応援合戦が行われたりするようだ。現地に訪れる方はこれも一つの楽しみとなるだろう。(詳細は以下リンクから)

https://www.jara.or.jp/2022alljapan/

そして何といってもレースに注目だ。

昨年の東京オリンピックでの活躍が記憶に新しい荒川選手はシングルスカルで登場予定。
予選では、かつてのオリンピック代表でもある大ベテランの武田大作選手と相まみえるほか、チョープロの中島選手、仙台大学の福井選手と実力者も同組に入っており、初日から激闘が予想される。

男子の舵手付フォアにも注目したい。
今年は、NTT東日本、トヨタ紡織、東レ滋賀、中部電力、埼玉県警機動隊、佐賀県スポーツ協会と多数の社会人チームが参戦しており、トップクルーで挑むチームが多いとのうわさも。かなりのハイレベルなレースとなりそうだ。ただ、昨年は日本大学、中央大学と大学勢が1,2フィニッシュしており、今年も大混戦が予想される。

昨年の全日本で優勝した日本大学クルー(舵手付フォア)

女子では、舵手なしクォドルプルに注目だ。
クルー全員がSBS(代表選考レース)出漕の明治安田生命に、中部電力、デンソーが挑む形となる。そして、3人の新人選手を擁する初参戦のNTT東日本がダークホースとして不気味な存在感を放っている。参戦クルー数が少ないだけに、複数回同じチームとレースする機会も見どころとなるだろう。

その他にもNTT東日本の男子エイト7連覇、中日本レガッタで1000mレース3分切りを果たしている男子クォドルプルの今治造船、女子シングルスカルでは昨年決勝でデッドヒートを繰り広げた西原選手(プリントパック)と榊原選手(トヨタ自動車)の再戦、、、とあげれば止まらなくなってしまいそうだ。

土日の天気が少し心配だが、選手たちの熱気で雨も吹き飛んでしまうだろう。
4日間の国内最高峰の戦いが、明日に迫っている。

===

コギカジでは、「#ゼンニチ100」「#栄冠ヲ漕ギ取レ」のハッシュタグを用意し、SNSでの投稿を呼び掛けています。すでに多くの方がハッシュタグを利用してくれています。ぜひ皆さんも投稿して全日本選手権を盛り上げましょう!

(文:中山 @KSouchi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。